こんにちは。
訪問、ありがとうございます。
ピアノの練習をしているみなさま、
どんな「気持ち」で練習していますか?
- ワクワク?
- イライラ?
- 焦ってる?
- 癒やされる?
弾いている時の気持ちって、
意外と見過ごされていることが多い。
何をしていても同じですが、
ピアノなど、楽器を演奏している時に出ている”音”は、
その時の自分の出している周波数と一致します。
”イライラ”しながら弾いているときは、
”イライラした音”が出る。
”ワクワク”して弾いているときは、
”ワクワク、躍動したような音”が出る。
”焦って”弾いているときは、
”せっかちな感じの音”が出る。
私たちが出している周波数は、
「波動」という言葉で表現されますが、
それは、その人が出す”音”そのものと同じです。
悲しい歌を歌うとき、
”ワクワクした気持ち”で歌ったら、
うまく伝わらない。
音楽は感情表現そのもの。
音楽の「思い」を自分なりに表現する。
”怒り”を表現している曲は、
”怒り”を表現しないといけない。
ここが難しいところ。
穏やかな気持ちで、
”怒り”を表現することはできないので、
自分の中の”怒り”を掘り起こす必要があります。
最近腹がたったことは何かな?とか、を思い出したり、
こういう場面で腹がたつというような想像をする。
意図的に喜怒哀楽を表現することの難しさ。
でも、わたしたちにはできるんです。
意図的に感情を表すことが・・・。
だから、「いま、ここ」の感情を
自分でコントロールできるんです。
腹がたっても、
”イライラしちゃダメだ”と思うことはないけど、
もしイライラしたら、まずは受け止めて、気持ちを変換することはできる。
音楽を聴いて気持ちを切り替えたり、
どこかへでかけて気分転換したり・・・。
自分の「気持ち」をいつも観察していると、
自分がどんな感情を抱いているか、
すぐに気づけるようになる。
そして、変えたいと思ったら、
変えることもできるのです。
楽器を演奏することは、
気分転換には、とてもいいと思います。
練習はイライラするかもしれないけど、
演奏している曲の気持ちに入ると、
そのイライラも消えていくことがあります。
「なんで、うまく弾けないの?怒」
と腹をたてることもありますが、
イライラした状態で練習しても、
いつまで経ってもうまくなりません。
効率よく練習するには、
落ち着いて、曲の気持ちに乗ること。
音楽の背景とか、
作曲者の意図とか、
考えるとイライラしている場合ではありません。
音楽は、”時間芸術”と言われています。
数秒後には、別のメロディーを奏でているのです。
どんどん曲は進んでいく。
その移り変わる数分の間に、
いろんな感情を表現するのです。
絵画や、彫刻、建築にはない、
音楽の持つ「時間芸術」。
すばらしいですよね。
始まりは、穏やかでも、
終わりは壮大で堂々とした感じ。
移り変わりを楽しむのも、
音楽の醍醐味です。
わたしたちの出している、周波数も同じなのです。
「いま、ここ」は、常に変化し、
でも「いま、ここ」には変わりない。
常に「いま、ここ」の連続。
音楽の楽しみ方、変わりますよね。
ただ技術だけではない。
その奥深いところにある、
「気持ち」、「周波数」。
技術は時間のなし得るところだけど、
気持ちや周波数は、
「いま、ここ」で感じられる。
感じていこう!!
音楽の素晴らしさは、
時間の持つ変化、と
その移り変わり。
でも・・・、
普遍的なんです。
今日も”愛”あふれる一日をお過ごしくださいませ。