ピアノを学ぶメリット

音楽と脳について。

音楽が脳に与える影響やその効果について書いていこうと思います。

 

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音楽は、幼少期から始めると脳の発達にとてもよいと研究結果が出ています。

IQの向上はもちろん、聴覚が脳に伝達する神経が増え、脳の一部が音楽をやっていない人に比べて大きくなるのだそう。(ただしある程度練習することが大切です)

そして、脳のサイズが大きくなったということは、神経細胞も増えたということなので、増えた神経細胞により、指が早く動かせるようになるようです。

さらに感情を込めて演奏する技術を身につけると、脳からドーパミンという神経伝達物質がたくさん分泌されるとのこと。

ドーパミンとは、「快ホルモン」のこと。

「あ〜、幸せ♡」みたいな感覚。

さらに、感情を込めた演奏をしている時は、普段よりも呼吸が深く、1分間の呼吸の回数が減るのだそう。

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音楽を聴いている時と演奏している時とでは、感情の昂りが呼吸に及ぼす影響が違うということも研究で明らかにされているようです。

「聴く」と「弾く」で違うのは明らかなようです。

ピアノの演奏は、楽譜を見て音符や記号など楽譜に書かれているさまざまな情報を読み取り、指に伝達させて、目は楽譜の先の小節を読み、音楽を捉えていく作業の連続になります。

いま弾いている音は五感の部分で感じ、脳そのものは次の音楽を先読みして解析し、指にこう弾くんだという情報を送る。

一連の動きがすべて連動して音楽が奏でられるのです。

また、暗譜(楽譜を見ないで演奏すること)で、音楽を立体的に記憶し、脳から指に伝達させて演奏しています。

ピアノが弾ける人は、頭がいい人が多いと言われていますが、全員にあてはまるかどうかはわかっていません。

ただ、生徒を観察していると、アドバイスをその場で理解し、その場ですぐに修正できる生徒は比較的勉強もできる子が多いような気がします。(のみ込みが早い子ということ)

 

楽譜が読める、ということが大切

 

これがインプットの始まり。

まずは、平面的に音楽を捉えていき、楽譜に書かれている情報(メロディや強弱などの記号。ニュアンスなどを含めて)を理解していく。少し音楽らしくなってきたら少しずつ楽譜から離れていく。

 

身体に染み込むまで練習すること

 

次に、楽譜から離れていく作業になります。

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ピアノは「脳で弾く」ものではないので、暗譜は「音を記憶すること」ではありません。

身体が音楽を覚えるまで、という意味になります。

私たちが、考えなくても歯磨きできたり、着替えができたりするように、ピアノの演奏も「考えること」なくできるようになること。

これがアウトプット作業になります。

ここまでが、一連のピアノの練習だと私は思います。

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音楽療法の世界でも、とても興味ある研究になってきています。

今後、こういった研究結果が慢性的な病気の治癒に向けて役立つといいなと願っています。

「音楽を学ぶ」ということは、幼少期からのお子さまの脳や心を育むのにとてもよいのではないでしょうか。

 

 

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