ピアノ練習において「素直でいること」の大切さ

ヤマハ音楽教室講師歴25年以上の実績を持つ私が思う、ピアノ練習において「素直でいることの大切さ」について書いていきたいと思います。

 

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ピアノ講師という仕事をとおして、音楽を演奏することの喜び、ピアノが大好き、という気持ちを大切にしてほしいという思いをこめて、生徒とともに成長していきたいと思っております。

ピアノだけでなく、楽器を演奏するということは、演奏者の内面もとても大切で、素直な楽器だからこそ、その人自身がそのまま表現される。

「わたしを表現する」をキーワードに、自身の内面と向き合った生活を心がけています。

わたし自身、『人生の中で”豊かさ”を感じる』ことをピアノから教えてもらっているような気がしています。

「心で感じる」音楽というものは、自身の内面を磨くことと密接につながっている。

音楽の持つ、「美しさ」は、その人の表現する「内面の美しさ」に関係がある、とわたしは思っています。

 

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みなさまは、ピアノを練習している時、どんな思いでピアノ練習に向かっていますか?

 

  • なんとしてもうまくならなければいけない
  • 一週間でここまで弾けるようにならなければいけない
  • 先生に怒られないように練習しないと・・・

 

こんな気持ちで練習していませんか?

 

今回は、”素直でいること”がピアノ練習にとってどれだけ大切かということを4つお話ししていきたいと思います。

 

1. 新しいテクニックや練習法の早い習得

素直な姿勢でいることで、新しいテクニックや練習法を学んだ時、
素直に受け入れることができます。

 

例えば、先生からのアドバイスを素直に聞き入れ、その内容を自己練習に取り入れることで、
より早く習得することができるようになります。

 

これは、自分の価値観や技術に固執しないで、客観的に受け入れる姿勢があるからこそ、
新しいアイデアや方法を受け入れやすくなるからです。

 

頑固な態度や過度な自信は、新しいことを学ぶ際には足枷となってしまうこともあり、
成長の機会を逃してしまうかもしれないのです。

 

2. 間違いや失敗から学ぶ機会を得られる

素直な姿勢を持つことで、間違いや失敗を恐れずにチャレンジすることができます。

 

間違いや失敗から学び、改善することで、習得が早くなります。

 

例えば、曲を間違えた場合に素直に自分の演奏を振り返り、
どこが間違っていたのかを理解し、修正することで、同じ間違いを繰り返さずに済むのです。

 

また、自己評価だけでなく、他者の意見も受け入れることで、自分の弱点や改善する点を教えてくれることもあります。

 

成功は失敗なしでは得ることができません。

 

こういった前向きな姿勢も素直であることが大切な理由のひとつです。

 

3. 表現力や創造性が高まる

素直な姿勢でいることで、感情表現や創造性が向上します。

 

自分の感情や表現力を自由に表現することができます。

 

ピアノ演奏において、これらの要素はとても重要です。

 

いろいろな事柄や他人の意見に触れ、その探求心から独自の音楽的アイデンティティやスタイルを発展させることができます。

 

価値観にとらわれず、自分自身のアイデアやイメージを追求することで、
新しい表現方法や音楽的アプローチを見つけることができます。

 

素直な姿勢は自分自身の創造力を引き出し、独創的な演奏をするのにとても大切だからです。

 

4. 他者との協力や共演がスムーズになる

素直であることは、他者との協力や連携において重要な要素です。

 

素直に他の音楽家や指導者のアドバイスを受け入れ、
共同作業や共演において協力しあうことで、よりよい音楽体験を共有することができます。

 

また、素直な態度は信頼の基盤を築くことができます。

 

他の演奏家や指導者との協力関係はお互いに心をオープンにしていることが重要になります。

 

心をオープンにすることで、他者の意見や感情をきちんと伝える能力が高まり、
円滑な会話や共同作業が可能になるのです。

 

また信頼関係を築くことで、互いの成長の機会を与え合うこともできるようになります。

 

さいごに

ピアノ練習において「素直でいること」は、習得を早めること、失敗を恐れずチャレンジすることなどからもわかるとおり、とても有益であるし、自信にもつながります。

 

ポジティブなマインドセットを持つことで、達成したい目標に近づくためのプロセスを楽しむことができます。

 

新しいアイデアや音楽の解釈に対してオープンでいることは、創造的なアプローチが生まれやすくなります。

 

価値観にとらわれず、自由な発想や表現を試してみることも大切です。

 

そして新しいことにオープンでいることで、いろいろな人との音楽体験を共有することができるので、より豊かな体験となります。

 

 

 

 

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