学校に行けないけれど、レッスンには来る子がいる
ピアノ講師としてレッスンをしていると、
学校には行けていないのに、週に1度のピアノには来てくれる子がいる──
そんな経験はありませんか?
レッスン室に入ってくるときは笑顔。
でも、少し話してみると、なんとなく元気がない。
集中して弾ける日もあれば、何となく落ち着かない日もある。
外からはわからないけれど、
子どもの心の中には、学校や家庭で抱えている不安や疲れが潜んでいることがあります。
そして、その小さなサインは、ピアノレッスンという限られた時間の中で、ふと表れるのです。
ピアノ講師だからこそ見える「心のサイン」
わたしたちは、親でも担任でもなく、友達でもない。
けれど週に一度、1対1で顔を合わせる「いつも会える人」です。
この距離感は、子どもにとって不思議な安心をもたらすことがあります。
- 責められない
- 比べられない
- 評価されない(音楽的には評価があるけれど、人格はそのままで)
そんな空気の中で、子どもは少しずつ心をゆるめていきます。
レッスン中に見える変化の例
たとえば、こんなサインはありませんか?
- 目線が合わない、またはやたらと合いすぎる
- 返事が曖昧になる
- いつもよりテンポが速すぎる/遅すぎる
- 手や足の動きが落ち着かない
これらは単なる「気分のムラ」に見えるかもしれません。
でも、その奥には「今、この子の心がどんな状態か」というヒントが隠れています。
「がんばれない」の奥にある背景
最近の子どもたちは、「がんばりたいのにがんばれない」という状態を抱えていることがあります。
これは、単なるやる気の問題ではありません。
背景には、
- 学校での人間関係
- 家庭内の緊張感
- 自己否定の積み重ね
など、さまざまな要因が絡み合っています。
レッスンがうまく進まなかったとき、
「練習してこなかったからだな」と決めつけたくなる瞬間は、誰にでもあると思います。
けれど、その日弾けない理由は、もっと別のところにあるかもしれません。
無理に変えなくてもいい関わり方
わたしが以前出会った生徒の中にも、半年以上学校に行っていない子がいました。
でも、その子はピアノには通い続けてくれました。
わたしはあえて「学校のこと」を聞きませんでした。
ただピアノの横で笑いながら、一緒に音を出す時間を過ごしました。
何も変えられなかったかもしれない。
けれど、あの時間がその子にとって「安心できる場所」になっていたら・・・
それだけで十分だと思えるのです。
無料部分だけでも持ち帰ってほしいヒント
この無料部分では、
- 子どもの心のサインに気づく視点
- ピアノ講師だからこそできる安心の届け方
- 無理に変えなくてもいい関わりの形
…をお伝えしました。
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- 講師自身が疲れずに寄り添うための整え方
- 寄り添いすぎないための線引き
- 信頼関係を長く続けるための工夫
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